第7章≪Do≫伝える舞台のあり方「講演本番」編

 2-8 「Q&A留意点10カ条」の続きは?

  ⑧質問と意見を整理させる
     それなりに“勉強”している方の中には、延々と質問の形をとった意見であったり、意見か
    質問かよく分かりにくい発言に出会うことがあります。自己顕示型質問ですね。当然時間を
    食います。他の方はシラケています。
     そんな時は「ちょっとすいません」と割って入り中断させます。
    「他の方のご質問もありますので、“端的に質問だけ”を言っていただけませんか?」 
  ⑨質問者に質問する
     これは、かなりプロ的技法です。質問者に「あなたは、それについて、どう考えますか?」と。
    “質問を返す技術”です
      どんな質問にも100%お答えできるわけではありません。しかし、できるだけ、ご満足頂ける
    ための“プロ講師のゆとり”です。
          これは、2つのメリットがあります。
      ・質問者の質問意図や背景”がよく分かってくるのです
      ・講師には、彼(彼女)が説明している間に、自分考え方を整理できるのです。