第6章≪Do≫伝える舞台のあり様
4-2.プレゼンテーションは、どこに焦点を置いたか?
(ア)の舞台は、“将を射んとせば、主催者を射よ”
(ア)の舞台とは、“このコンサルタントを採用して良いですか?” を、自分たちの関係者に
コンサルをして語らしめて、良否を問うという場です。
この場合私は、その主催者に焦点を当てています、ご参集の満足を獲得する以上に。
何故なら、何らかのプロジェクトの実現を目的にしておられる主催者が、そのコンサルに“NO!”
でしたら、仮に、参集者たちが満足だとしても、採用することはないと思うからです。
具体例の1つは、大阪ガス(株)人材開発センターが企画する「サービスショップ(SC)
・マネジメントスクールの講師」として、“こういう講師は如何ですか?”と、250店主に問う
機会にお招き頂いたときのことです。
私なりに“このような理念・立場で、こんなプログラムで、こんな風にさせて頂きたい。すると
こういう幹部が期待されるでしょう”というプレゼンを行いました。約30分間ぐらいでしょうか。
会場の一番奥で立っておられた、同スクール担当の部長・課長・係長さんたちが、プレゼンの
締めくくりに来たところで、笑顔に満ちて両手を挙げて丸を描いて頂きました。参加者の感想を
伺う以前に、「これで決まった!!」と思った瞬間です。
以来5年間にわたって講師を担当させて頂くことになりました。約100店の幹部の修了でした。
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